EGWebプロの使い方と無料デモ|クラウド型鈑金見積の始め方

EGWebプロの使い方と無料デモ|クラウド型鈑金見積の始め方

EGWebプロは、プロトリオスが提供するクラウド型の事故車修理見積書作成サービスです。インストールが要らず、PCかタブレットのブラウザを開けば国産乗用車中心の約1,500車種で見積書が作れます。公式の表記は「EGwebプロ」(年額プラン)と「EGwebマンスリープロ」(月額プラン)で、当サイトではまとめてEGWebプロと書きます。このページでは、無料デモの試し方から、見積書作成の10ステップ、申し込んでから使い始めるまでの日数、使う前に知っておきたい制限までを、公式の製品ページの記載に沿って順に説明します。

確認日:2026年10月5日。操作手順と料金はプロトリオスのEGwebプロ/マンスリープロ製品ページ(2026年6月9日に全面リニューアル)の記載によります。画面の文言は今後の更新で変わることがあります。

EGWebプロとは(使い始める前に知っておくこと)

EGWebプロは、事故車修理の見積書作成に絞った、鈑金塗装工場向けのクラウド型サービスです。公式ページでは「小規模事業者向け事故車修理見積りクラウドサービス」と紹介されています。収録は国産乗用車中心の約1,500車種で、輸入車とトラックは対象外です。指数テーブルマニュアルと車種別編・指数テーブル(2002年10月発行以降の車種)、部品イラストを収録し、新型車データと部品価格は毎月自動で更新されます。見積データはクラウドに保存されます。PCが壊れても消えません。2025年7月1日のリニューアルで、それまで変更できなかった車種名、フル型式、エンジン型式、ボデー色を編集できるようになり、よく使う操作を集めた画面レイアウトに変わりました。サポート窓口の電話番号は2026年7月1日から0120-115-332に変わっています。

見積書の作成、編集、保存、印刷までをブラウザ上で行う製品で、顧客台帳や売上の管理、合計請求書の発行は持っていません。同じプロトリオスの製品で見積から請求までを扱うモレノンNEXTとの違いは、プロトリオスの板金見積システムで比べています。

EGWebプロの無料デモの試し方(ID:guest)

無料デモがあります。公式の製品ページの「デモを試してみる」から、ID「guest」とパスワード「guest」でログインすれば、ID登録もクレジットカードも無しですぐに操作を試せます。デモで扱えるのは1車種だけで、指数テーブルマニュアルと車種別編・指数テーブルは閲覧できません。そのため、デモで確かめられるのは画面の流れ、イラストからの部品の選び方、塗装条件の画面、帳票の見た目といった操作感の部分です。指数の中身は見られません。自社がよく扱う車種が収録されているかも、デモでは判断できません。推奨環境はPCかタブレットの最新版ブラウザなので、実際に工場で使う端末とブラウザでデモを開くと、表示の見やすさや動きまで確かめられます。

  1. 1. 使う端末とブラウザを決める

    工場で見積を作るPCかタブレットで、Edge、Chrome、Firefox、Safariのいずれかの最新版を開きます。スマートフォンは推奨されていません。

  2. 2. デモにログインする

    製品ページの「デモを試してみる」を押し、ID「guest」、パスワード「guest」を入力します。

  3. 3. 収録の1車種で見積を1件作る

    車両選択から伝票の印刷画面まで、後で説明する10ステップを一通り進めます。

  4. 4. 帳票の見た目を確かめる

    カラーとモノクロ(FAX向け)のフォーマットをPDFで出し、損害保険会社へ送る書式として使えるかを見ます。

EGWebプロの使い方(見積書作成の10ステップ)

EGWebプロの操作は、公式ページで見積書作成の流れに沿った10のステップに整理されていて、初期設定、車両選択、損傷エリアと損傷程度の選択、鈑金作業と部品の選択、塗装作業の選択、選択項目の確認と編集、伝票情報の入力と編集、伝票の閲覧と印刷、出力する車両情報の選択、過去伝票の表示の順に進みます。最初の初期設定は一度登録すれば以後の見積に使われるので、実際の見積は2番目の車両選択から始まります。手間がかかるのは部位探しです。損傷エリアと強度を選ぶと、鈑金画面には見積に必要な部位が優先して表示されるので、部位を一から探す手間が減ります。選択した部品や作業は6番目の確認画面でまとめて見直せて、部品番号、数量、指数、部品価格、技術料を手で直せます。

  1. 1. 初期設定

    鈑金と塗装それぞれの対応単価を登録すると、技術料が自動で計算されます。塗装の材料費を出すための材料費率と材料費算出用単価、10円未満の端数設定、値引き設定の有無、帳票に載せる会社情報とメモもここで登録します。

  2. 2. 車両選択

    車名から選ぶ方法と、車検証や現車が手元にあるときに型式指定・類別区分から検索する方法があります。続いてグレードとカラーコードを選びます。

  3. 3. 損傷エリアと損傷程度の選択

    損傷エリアと損傷強度(強・弱)を選びます。見積り方向を選ぶと、前と後ろの表示順を切り替えられます。

  4. 4. 鈑金作業と部品の選択

    イラストの番号か、鈑金作業や部品一覧の名称から選びます。内板骨格と外板板金に画面を切り替えると、必要な修正箇所を選べます。

  5. 5. 塗装作業の選択

    カラーコードや塗料と塗膜、割増項目などの塗装条件を確認し、バンパと外板パネル、内板骨格、付加数値の画面で補修内容と指数値を選びます。トヨタ車以外の一部車種では、アンダーコートや防錆の塗布箇所も確認できます。

  6. 6. 選択項目の確認と編集

    選んだ項目を一覧で見直します。部品と作業、部品番号、数量、指数、部品価格、技術料の変更、単価料金の変更、任意の部品や作業の追加、行の移動ができます。

  7. 7. 伝票情報の入力と編集

    伝票種別を見積書や請求書など用途に合わせて書き換え、修理料金の値引き、顧客名、備考欄のメモ、振込口座などを入力します。

  8. 8. 伝票の閲覧と印刷

    カラーのフォーマットと、FAX送信でも見やすいモノクロのフォーマットがあります。保存した見積データをPDFに変換して閲覧、印刷、保存します。

  9. 9. 出力する車両情報の選択

    帳票Aか帳票Bを選んでPDFに出力します。帳票Bには、帳票Aの車両情報に型式指定・類別区分、初年度登録、走行距離、トリムを追加できます。

  10. 10. 過去伝票の表示

    保存した伝票を呼び出して再編集できます。部品価格などは作成した月のデータのままなので、必要に応じて手入力で直します。

7番目の伝票種別の書き換えで請求書としても出せますが、売上の集計や入金の管理まではしません。塗装の指数や材料費の考え方は、姉妹サイトの塗装の見積の出し方で詳しく扱っています。

初期設定で決めておく項目(対応単価と材料費率)

EGWebプロで最初に決めるのは、鈑金と塗装の対応単価、塗装材料費の計算方法、端数と値引きの扱い、帳票に載せる会社情報の4つで、ここを正しく入れておけば以後の見積で技術料が自動計算されます。技術料は指数に対応単価を掛けて出すので、対応単価が自社の実態とずれていると、どの見積も同じ方向にずれます。塗装の材料費は、材料費率と材料費算出用単価から算出する仕組みです。10円未満の端数をどう処理するか、値引きの欄を使うかも初期設定で選びます。会社情報とメモは帳票の上に印字されるので、損害保険会社に送る見積書の体裁にそのまま影響します。指数と単価の関係をおさらいしたい場合は、指数とは(自研センター)を先に読んでおくと設定の意味がつかみやすくなります。

過去伝票を呼び出して再編集すると、部品価格は作成した月のデータのまま残ります。数か月前の見積を出し直すときは、部品価格を確認してから手入力で更新してください。部品価格の確かめ方は、姉妹サイトの板金見積の部品価格の調べ方にまとめています。

EGWebプロの申し込みから利用開始まで(月額プランと年額プラン)

EGWebプロは、月額プランのEGwebマンスリープロが9,900円(税込)、年額プランのEGwebプロが112,200円(税込)で、どちらも即日の利用はできず、使い始めるのは申し込みの翌月以降です。月額プランは、毎月1日から25日までの申し込みなら翌月1日から、26日から月末までの申し込みは翌月受付となって翌々月1日から使えます。申し込み時に翌月分(26日以降の申し込みは翌々月分)の料金を払い、ID発行には数日かかります。月額プランの利用にはプロトリオスのサイト「BSRweb」の無料会員登録が要り、支払いは3Dセキュア2.0対応のクレジットカードの一括払いのみです。初期費用、オプション料金、最低利用期間はなく、毎月26日に翌月分が自動で決済されます。

年額プランは7月1日から翌年6月30日までの年度制で、申し込み月の翌月から使えます。年度の途中から申し込むと、残りの月数分の料金になります。公式の料金表から一部を抜き出すと次の通りです。

申し込み日利用期間料金(税込)
5月26日〜6月25日7月1日から翌年6月30日まで(12か月)112,200円
9月26日〜10月25日11月1日から翌年6月30日まで(8か月)74,800円
10月26日〜11月25日12月1日から翌年6月30日まで(7か月)65,450円
1月26日〜2月25日3月1日から6月30日まで(4か月)37,400円
4月26日〜5月25日6月1日から6月30日まで(1か月)9,350円

差は月550円です。1か月あたりで比べると、年額プランが9,350円、月額プランが9,900円になります。月額プランの解約は、利用中の月の25日15時までにBSRweb会員のマイページから手続きします。返金はありません。日割りにも途中解約にも対応していません。費用を他社製品と並べて見たい場合は板金見積ソフトの費用相場をご覧ください。

EGWebプロを使う前に確認したい制限

EGWebプロを導入する前に確かめておきたいのは、対象車両、伝票の保存件数、同時利用、データの扱いの4点で、どれも公式ページのご注意事項とよくある質問に書かれています。対象は国産乗用車中心の約1,500車種で、輸入車とトラックの見積は作れません。伝票は最大200件までの保存で、201件を超えると古い順に削除されます。1つのライセンスを複数の端末で同時には使えません。そのため、受付と工場の2台で同時に見積を作る運用には向きません。解約後は過去の見積データを閲覧も編集もできず、月額と年額の間でプランを変えた場合も見積データは引き継がれません。データ通信量の目安は1車種(セダン)で約30MBで、通信料は利用者の負担です。

  • スマートフォンでの利用は推奨されていません。印刷もPCでの利用が推奨されています。
  • プリンター、用紙、インクは自社で用意します。PDFの閲覧にはAdobe Acrobat Reader(無料)が推奨されています。
  • 商品の特性上、返品と返金は受け付けていません。
  • Windows 10のPCでも引き続き使えますが、公式はサポート終了に備えてWindows 11搭載PCへの入れ替えを勧めています。

月に数件の見積なら、困る場面は少ないはずです。輸入車やトラックを扱う工場、見積を長期間システム内に残したい工場、複数人で同時に見積を作る工場は、他の製品と比べてから決めるほうが安全です。無料で始められる方法も含めた選択肢は、姉妹サイトの板金見積ソフトは無料で使えるかで整理しています。

板金見積システムの資料請求・ご相談(無料)

EGWebプロで足りるか、見積から請求まで扱える製品が合うかは、扱う車両と見積の件数でほぼ決まります。工場の状況をお聞きして、複数メーカーの板金見積システムから合うものをご案内します。

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よくある質問

EGWebプロの無料デモはどうやって使いますか?
公式の製品ページにある「デモを試してみる」から、ID「guest」、パスワード「guest」でログインします。ID登録もクレジットカードも要りません。試せるのは1車種だけで、デモ版では指数テーブルマニュアルと車種別編・指数テーブルは閲覧できません。画面の流れと操作感を確かめる用途と考えてください。
申し込んだ日から使えますか?
即日の利用はできません。月額プランは、毎月1日から25日までの申し込みが翌月1日からの利用、26日から月末までの申し込みは翌月受付となり翌々月1日からの利用と案内されています。ID発行には数日かかり、ライセンス情報は申し込み時のメールアドレスに届きます。年額プランは申し込み月の翌月から使えます。
EGWebプロはスマートフォンで使えますか?
公式はスマートフォンでの利用を推奨していません。推奨環境はインターネットが見られるPCかタブレットの最新版ブラウザ(Edge、Chrome、Firefox、Safari)で、Amazon Silkやモバイル端末の独自ブラウザは対象外です。印刷はPCでの利用が推奨されています。
過去に作った見積書は、いつまで保存できますか?
伝票は最大200件まで保存でき、201件を超えると古いものから順に削除されます。解約すると過去の見積データは閲覧も編集もできなくなり、月額と年額の間でプランを変えた場合も旧プラン側のデータは見られません。残したい見積書はPDFで出力して、自社のPCやサーバーに保存しておくのが確実です。
月額プランと年額プランで機能の差はありますか?
ありません。公式のよくある質問で、月額プラン(EGwebマンスリープロ)と年額プラン(EGwebプロ)は使える機能が同じと説明されています。料金は月額が9,900円(税込)、年額が112,200円(税込)で、年額は7月から翌年6月までの年度制のため、途中から申し込むと残りの月数分の金額になります。
板金見積と整備・車両販売の管理は、まとめてシステム化できますか?
板金見積ソフトで作った見積は、請求・入金・顧客管理と別に管理すると二重入力が増えます。自動車整備システム(自動車整備ソフト)や車両販売システム(車販ソフト)と連携できるかを確認しておくと、見積から請求までを1か所で扱えます。整備システム 比較や整備ソフト おすすめの情報を見るときは、整備ソフト 安いかどうかだけでなく、整備システム リースなしで始められるかも確かめてください。

参考にした一次情報

このページは次の公式情報をもとに作成しています(2026年10月5日確認)。