Repair.c(リペアドットシー)とは|クラウド型の鈑金工場向けシステム

Repair.c(リペアドットシー)とは|クラウド型の鈑金工場向けシステム

Repair.c(リペアドットシー)は、株式会社ブロードリーフが提供するクラウド型の自動車鈑金工場向け業務支援システムです。インターネットブラウザで顧客と車両の管理、損傷部位の指定、鈑金伝票の作成、工程管理までを行います。同じブロードリーフにはWindowsパソコンに入れて使う鈑金見積システムBK.NS3もあり、検索すると両方が出てくるため、違いが分かりにくくなっています。この記事では、ブロードリーフの公式サイト(クラウドサービスの紹介ページとブロードリーフNEXTの製品ページ)に書かれている内容だけで、Repair.cの機能、料金、商品パック、証跡管理をまとめます。他社の板金見積システムとの比較は、姉妹サイトの板金見積システム比較(4社7製品)で扱っています。

この記事の内容は2026年10月5日にブロードリーフの公式ページで確認したものです。料金はブロードリーフNEXTの製品ページに掲載された税抜の表示です。ブロードリーフ全体のデータベース件数は公式記載の2025年7月現在の数値です。

Repair.cとは(ブロードリーフのクラウド型鈑金システム)

Repair.cとは、ブロードリーフが提供するクラウド型の自動車鈑金業向け業務支援システムで、ブラウザ上で鈑金と軽鈑金の見積、伝票作成、工程管理までを行うものです。読み方はリペアドットシーです。公式ページは「インストール不要。端末フリー。」と説明しており、インターネットに繋がるブラウザがあれば、ライセンス数の範囲内でどの端末からも同時に使えます。データはクラウドにあるため、パソコンが故障してデータが消えてもシステムのデータは失われないと書かれています。税金や保険の料金改定、検査制度の改正への対応はクラウド上で自動的に更新され、IDの数(ライセンス数)の増減もすぐに反映されます。公式FAQは、従来のパッケージ型ソフト(BK.NSなど)と違う点として、完全クラウド型であること、サーバーなどの保守管理コストがかからないことを挙げています。

ブロードリーフのクラウドでは整備業向けのMaintenance.cなども同じ基盤で動いており、Repair.cはその鈑金版にあたります。

項目公式ページの記載
名称Repair.c(リペアドットシー)
提供元株式会社ブロードリーフ
形態クラウド型(インストール不要、ブラウザで利用)
動作環境Google Chromeなどのインターネットブラウザ
料金月額6,900円から(税抜)。従量課金が別途発生
データベース(鈑金)自研センター指数(鈑金範囲)、輸入車指数データ、自研センター指数(軽鈑金範囲)
問い合わせ0120-47-2610(9:00〜17:30、土日祝を除く)、資料請求、メール

Repair.cの主な機能(鈑金伝票作成と工程管理)

Repair.cの中心は鈑金伝票作成業務と鈑金工程管理の2つです。鈑金伝票作成では、3Dリアル画像と高精細イラストを使い、損傷部位を選ぶだけでその部位がカラーで表示され、部位の名称、品番、単価、損傷状態がすぐに確認できると公式ページに書かれています。鈑金工程管理は、作業の進み具合を見えるようにして、社内の情報共有をリアルタイムで行うための機能です。公式ページは、次の工程の準備や部品の発注を滞りなく進められること、入庫状況がひと目で分かるので急な入庫にも対応しやすいことを利点に挙げています。軽鈑金伝票作成業務も用意されていて、入庫したときの小さな凹みや傷を見つけて提案し、単価を上げる使い方が紹介されています。見積だけでなく、入庫から作業、引き渡しまでの流れを1つの画面群で追えるのが、見積専用ソフトとの違いです。

基本機能とオプションは次のとおりです。基本機能は追加購入できないと書かれているので、契約すれば最初から入っている機能と考えてください。

区分公式ページに載っている機能
基本機能顧客・車両・履歴管理、入庫受付管理、鈑金伝票作成業務、部品問合せ・発注業務(中古部品)、領収書発行、代車スケジュール管理
基本機能(近日公開)鈑金伝票原価入力
追加可能オプション鈑金工程管理、入庫予約スケジュール管理、顧客案内業務(DM発行/メール送信)、入金入力・請求書発行、請求按分・担当者実績按分機能、実績集計(日報・月報)、軽鈑金伝票作成業務、売上目標設定・進捗集計、コンタクトスケジュール、部品仕入・支払入力、在庫部品管理・棚卸業務、証跡管理サービス
オプション(近日公開)ピット予定管理、メカニック作業予定管理

請求書発行や入金入力は追加可能オプションに分類されています。見積から請求までをRepair.cで回したい場合は、オプションの契約が要ります。

Repair.cの料金と商品パック

Repair.cの料金は、ブロードリーフNEXTの製品ページに月額6,900円から(税抜)と書かれており、別途従量課金が発生すると注記されています。クラウドサービスの紹介ページは、料金を基本料と使った分だけの支払いにして、初回費用を抑えられる仕組みだと説明しています。機能の組み合わせは事業内容と規模に合わせて選ぶ形で、商品パックとして鈑金標準パック、鈑金トータルパック、軽鈑金パック、鈑金メカパック、経営者パックの5つが載っています。ビューパックは近日公開と表示されています。同じページには、軽鈑金のみの鈑金工場向け、メカニック3人以下の鈑金工場向け、大規模な鈑金工場向けという規模別の案内もあります。経営者パックや鈑金メカパックのように、経営者やメカニックといった従業員の役割に合わせて使う機能を絞ったパックがあるのも特徴で、操作に迷わないよう機能を限定していると書かれています。

各パックの月額は公式ページに出ていないため、料金シミュレーションか資料請求で確認します。

商品パック公式ページの表示
鈑金標準パック掲載あり
鈑金トータルパック掲載あり
軽鈑金パック掲載あり
鈑金メカパック掲載あり
経営者パック掲載あり
ビューパック近日公開

板金見積ソフトの費用を他社と比べるときは、月額のほかにパソコンや保守の費用も含めて考える必要があります。費用の見方は板金見積ソフトの費用相場にまとめています。無料や低価格のソフトで足りるかは、比較サイトbhの無料で使える板金見積ソフトの解説も参考になります。

Repair.cの証跡管理と車体整備記録簿(ガイドライン対応)

Repair.cは、国土交通省の「車体整備の消費者に対する透明性確保に向けたガイドライン」への対応を公式FAQで「完全に対応しています」と説明しています。その中身は2つのオプションです。1つ目の証跡管理サービスは、専用のスマホアプリ「.c mobile」と連携し、入庫時、損傷箇所、修理途中、完成検査までの写真を撮って送るだけで、車両ごとのフォルダに自動保存する仕組みです。いつ、誰が、どんな作業をしたかを客観的に示せる事後検証性を確立できるとされ、写真はクラウドに保存されるのでパソコンの容量も圧迫しません。2つ目は車体整備記録簿(特定整備記録簿)の発行で、日本自動車車体整備協同組合連合会(日車協連)版の様式に対応し、裏面のイラストで修理や交換の箇所を色分けして顧客に示せると書かれています。作業中の写真は後から撮り直せないため、撮影から保存までをスマホで済ませられるかどうかは、導入前に確かめておきたい項目です。

オプション公式FAQの説明(要約)
証跡管理サービススマホアプリ「.c mobile」で入庫時、損傷箇所、修理途中、完成検査の写真を撮って送ると、車両ごとのフォルダに自動保存
車体整備記録簿の発行日車協連版の様式に対応。裏面のイラストで修理、交換箇所を色分け表示

撮った写真と見積を損害保険会社との協定でどう使うかは、比較サイトbhの保険修理の協定の解説で詳しく説明しています。

Repair.cのマーケットプレイスとMaintenance.cとの連携

Repair.cには、リサイクル部品の受発注プラットフォーム「マーケットプレイス」が標準で搭載されています。公式FAQによると、見積画面から全国のリサイクル事業者の在庫、価格、品質(写真)を直接検索して発注できます。伝票の車両情報と部品情報を自動で引き継いで検索するので、部品商や解体業者に何社も電話やFAXで在庫を確かめる手間がなくなると説明されています。部品商の休業日や深夜でも在庫と価格を確認でき、その場でカーオーナーに概算を示せます。購入した部品代金は、ブロードリーフの回収代行サービスを通じて翌月のシステム利用料と一緒に口座から引き落とされるため、個別の振込も要りません。部門間の連携では、整備部門がMaintenance.cを使っていれば、同じBroadleaf Cloud Platform上で顧客と車両のデータ、接客履歴を共有できます。

Maintenance.cで納品書を確定すると、カラーコードやフル型式、前回整備日が共通の車検証データにリアルタイムで反映されると書かれています。

ブロードリーフ全体のデータベースとして、公式ページには2025年7月現在で類別諸元情報53万点以上、整備部品27,404万点以上、日整連作業点数17,321万点以上などの件数が載っています。これらは整備業向けを含むクラウド全体のデータで、鈑金見積に使う指数は前の章で挙げた自研センター指数と輸入車指数データです。

Repair.cとBK.NS3の違いと選び方

Repair.cとBK.NS3の違いは形態にあります。Repair.cはブラウザで使うクラウド型の業務支援システムで、BK.NS3はWindowsパソコンにインストールして使うパッケージ型の見積ソフトです。BK.NS3の公式ページの推奨動作環境は、Windows 11 Pro、Cドライブの空き40GB以上で、USBプロテクタを動作中は常に挿しておくためのUSB2.0ポートが必要です。見積の画面はどちらも、損傷部位を選ぶとカラー表示されて名称、品番、単価、損傷状態を確認できる積上げ方式で、操作の考え方は近いです。BK.NS3は、2026年6月末時点で自研センター指数6,273万点以上、鈑金部品価格47,380万点以上というデータベースの件数を公開しており、外車指数や高張力鋼板の色分けをオプションで付けられます。Repair.cは見積に加えて、入庫受付、代車、工程管理、証跡管理と、工場の業務全体を広く扱います。

価格はRepair.cが月額6,900円から(税抜、従量課金別途)と公開され、BK.NS3は公式に掲載がありません。

こんな工場なら検討しやすい製品理由(公式ページの記載から)
事務所の決まったパソコンで見積を作るBK.NS3Windowsにインストールし、USBプロテクタで使うパッケージ型
タブレットや複数の端末で同じ伝票を開きたいRepair.cブラウザで利用。ライセンス数の範囲で端末を問わず同時利用
写真の記録をスマホで済ませたいRepair.c証跡管理サービス(オプション)で.c mobileの写真を車両ごとに自動保存
輸入車の見積が多いどちらも確認BK.NS3は外車指数(オプション)、Repair.cは輸入車指数データを掲載
整備部門と顧客データを共有したいRepair.cMaintenance.cと同じプラットフォームで顧客、車両データを共有

BK.NS3の機能とデータベースはBK.NS3(ブロードリーフ)の鈑金見積システムで詳しく解説しています。他社製品も含めて候補を絞るなら、3問の診断から始めるか、板金見積ソフトの選び方と比較で全体を見比べてください。

  1. 1. 使う人と端末を洗い出す

    見積担当、フロント、メカニック、経営者のうち誰がどの端末で使うかを決めます。パックの選び方に直結します。

  2. 2. 必要なオプションを決める

    請求書発行、工程管理、証跡管理、軽鈑金伝票はオプションです。今の業務で紙やExcelに頼っている部分から優先します。

  3. 3. 料金シミュレーションで試算する

    月額6,900円からの基本料に、選んだ機能と従量課金がどう乗るかを確認します。

  4. 4. 他社製品とも見積を取る

    コグニセブンやEGWebプロなど、他社の板金見積システムと条件をそろえて比べます。

板金見積システムの資料請求・ご相談(無料)

Repair.cが自社に合うか、見積担当の人数やタブレットの使い方、ガイドライン対応の状況をお聞きしたうえで、他社の板金見積システムも含めてご案内します。

資料請求はこちら(無料)3問で診断する4社7製品の比較を見る

よくある質問

Repair.cの料金はいくらですか?
ブロードリーフNEXTの製品ページには、月額6,900円から(税抜)と書かれており、別途従量課金が発生すると注記されています。どの商品パックやオプションを選ぶかで金額が変わるため、公式サイトの料金シミュレーションで試算するか、資料請求で見積を取ってください。初期費用の額は公式ページに書かれていません。
Repair.cを使うのにパソコンへのインストールは要りますか?
インストールは要りません。公式ページによると、Google Chromeなどのインターネットブラウザと、IDとパスワードがあれば使えます。ライセンス数の範囲内であれば、事務所のパソコンや現場のタブレットなど、どの端末からでも同時に利用できます。データはクラウドに保存されるので、パソコンが故障してもシステムのデータは消えません。
Repair.cとBK.NS3はどう違いますか?
どちらもブロードリーフの鈑金向けシステムですが、BK.NS3はWindowsパソコンにインストールし、USBプロテクタを常時挿して使うパッケージ型の見積ソフトです。Repair.cはブラウザで使うクラウド型で、見積に加えて顧客と車両の管理、入庫受付、代車スケジュール、工程管理などの業務を扱います。Repair.cの公式FAQもBK.NSを「従来のパッケージ型ソフト」と呼んで区別しています。
国土交通省の透明性確保のガイドラインに対応していますか?
公式FAQは「完全に対応しています」と回答しています。具体的には、オプションの証跡管理サービスでスマホアプリ「.c mobile」から撮った入庫時、損傷箇所、修理途中、完成検査の写真を車両ごとのフォルダに自動保存できること、オプションで日車協連版の様式に対応した車体整備記録簿(特定整備記録簿)を発行できることが挙げられています。どちらもオプションなので、契約内容に入っているかを確認してください。
輸入車や軽鈑金の見積もできますか?
データベースとして、自研センター指数(鈑金範囲)、輸入車指数データ、自研センター指数(軽鈑金範囲)が公式ページに載っています。軽鈑金伝票作成業務は追加可能オプションの一覧に入っており、軽鈑金パックという商品パックもあります。トラックや二輪車への対応は公式ページに書かれていません。
板金見積と整備・車両販売の管理は、まとめてシステム化できますか?
板金見積ソフトで作った見積は、請求・入金・顧客管理と別に管理すると二重入力が増えます。自動車整備システム(自動車整備ソフト)や車両販売システム(車販ソフト)と連携できるかを確認しておくと、見積から請求までを1か所で扱えます。整備システム 比較や整備ソフト おすすめの情報を見るときは、整備ソフト 安いかどうかだけでなく、整備システム リースなしで始められるかも確かめてください。

参考にした一次情報

この記事は次の公式ページをもとに作成しています(2026年10月5日確認)。