BK.NS3(ブロードリーフ)の鈑金見積システム|特徴とRepair.cとの違い

BK.NS3(ブロードリーフ)の鈑金見積システム|特徴とRepair.cとの違い

BK.NS3(ビーケードットエヌエススリー)は、株式会社ブロードリーフが提供する自動車鈑金見積ネットワークシステムです。同社の.NSシリーズ「.NS3」に属し、3Dイメージと高精細イラストで損傷部位を選び、積上げ方式で見積を作ります。同じブロードリーフにはクラウド型のRepair.c(リペアドットシー)もあり、名前が似た製品が2つ並ぶため、どちらを検討すればよいか迷う工場が少なくありません。この記事では、ブロードリーフの公式ページに書かれている内容だけをもとに、BK.NS3の機能とデータベース、動作環境を整理し、Repair.cとの違いをまとめます。他社製品との比較や見積の実務は、姉妹サイトの板金見積システム比較(4社7製品)で扱っています。

この記事の内容は2026年10月5日にブロードリーフの公式ページで確認したものです。データベースの件数は公式ページ記載の2026年6月末時点の数値です。BK.NS3の価格は公式に掲載がないため書いていません。

BK.NS3とは(ブロードリーフの鈑金見積ネットワークシステム)

BK.NS3は、ブロードリーフが自動車鈑金業向けに提供する鈑金見積ソフトで、正式名称は「自動車鈑金見積ネットワークシステムBK.NS3」です。公式ページの説明では、鈑金見積用ソフトの開発を続けてきた同社のアプリケーションを、マイクロソフトの.NET Frameworkという開発環境で作り直したネットワーク対応のシステムとされています。以前はDVDで届けていたデータベースを、ネットワークを通して常に最新の状態で提供する形に変えた点が、名前の「ネットワーク」の意味です。データの入れ替え作業を工場側でしなくてよいので、部品価格の改定や新型車の追加を待たずに見積を作れます。BK.NS3では利用者の要望を受けてメニュー画面を一新し、分かりやすさと業務効率を見直したと書かれています。同じ.NSシリーズには整備向けのSF.NS3Aiなども並んでおり、BK.NS3はその鈑金版にあたります。

項目公式ページの記載
正式名称自動車鈑金見積ネットワークシステムBK.NS3(.NSシリーズ「.NS3」)
提供元株式会社ブロードリーフ
開発環境Microsoft .NET Framework(必要なソフトは.NET Framework 2.0、インストール時に自動導入)
データの届け方ネットワーク経由で最新のデータベースとプログラムが届きます(以前はDVDで提供)。
主な見積方式3Dイメージと高精細イラストから損傷部位を選び、積み上げて見積を作ります。
価格公式ページには載っていません。
資料請求0120-47-2610(平日9:00〜17:30)、Webフォーム

BK.NS3の主な機能(3Dイメージと積上げ方式の見積)

BK.NS3の見積は、車両の3Dイメージと高精細イラストから損傷部位を選んで、部品と作業を積み上げていく方式です。公式ページによると、損傷部位を選ぶだけでその部位がカラーで表示され、部位の名称、品番、単価、損傷状態がすぐに確認できます。作業はイラスト画面と部位一覧のどちらからでも確かめられます。3Dイメージはマウスで回転させられ、外板だけでなく内装の細かいところまで表現されているので、車内に視点を合わせて内装の状態を確かめることもできると書かれています。イラストは拡大しても潰れず、クリップやネジのような小物の形まで見分けられ、印刷もきれいに出ます。イラストの部位を右クリックすると作業メニューがポップアップで出て、その場で作業を選べます。マウス中心で入力が進むため、見積担当が部品カタログを別に開いて品番を探す手間が減ります。

見積の漏れを減らす2つの機能

BK.NS3には、作業の計上漏れを防ぐ機能が2つ載っています。1つ目は付属品脱着作業の参考時間の表示で、損傷情報の入力画面に、付加作業として必要な付属品の脱着作業の参考時間を出します。2つ目は付随作業の漏れ確認機能で、明細入力画面で見積に付随する作業を自動でチェックします。保険修理では、協定の段階でアジャスターから付随作業の抜けを指摘されて見積を出し直すことがあります。見積を出す前に画面上でこの確認を通しておけば、出し直しの回数を減らせます。協定の進め方そのものは、姉妹サイトの保険修理の協定の解説で詳しく説明しています。

機能公式ページの説明(要約)区分
3Dイメージマウスで回転でき、外板に加えて内装の細部も表現されています。基本機能
積上げ方式の見積損傷部位を選ぶとカラーで表示され、名称、品番、単価、損傷状態をすぐ確認できます。基本機能
高精細イラスト拡大しても潰れず、右クリックで作業メニューが出ます。基本機能
付属品脱着作業の参考時間損傷情報入力画面に表示し、作業工数の漏れを防ぎます。基本機能
付随作業の漏れ確認明細入力画面で付随作業を自動でチェックします。基本機能
外車指数指数の提供されていない外国車でも、参照型式を設定せずに伝票を作れます。オプション
高張力鋼板、アルミパネル、樹脂素材の色分け新素材の部分がイラスト上で色分けして表示されます。オプション
ボディー寸法図1,745カタログ分(2026年6月末時点)オプション

BK.NS3のデータベース(自研センター指数と部品価格)

BK.NS3のデータベースは、2026年6月末時点で自研センター指数が6,273万点以上、鈑金部品価格が47,380万点以上と公式ページに書かれています。オプションのボディー寸法図は1,745カタログ分です。注記によると、掲載している株式会社自研センター作成の指数は、コグニビジョン株式会社の使用許諾を得て「指数テーブル」から転載したものです。つまり工賃の土台になる指数は、コグニビジョンのコグニセブンと同じ自研センターの指数で、見積ソフトのメーカーが違っても、指数の出どころは共通しています。指数の前提条件や考え方は指数とは(自研センター)の記事で説明しています。部品価格は件数が指数の7倍を超える規模で、ネットワーク経由で更新されるため、価格改定のたびにDVDを差し替える作業は要りません。

指数がそろっていても、見積の金額は工場が決める工賃単価(レバーレート)で変わります。単価の決め方や部品価格の調べ方は、比較サイトbhの板金の部品価格の調べ方もあわせて読んでください。

データ件数(2026年6月末時点)備考
自研センター指数6,273万点以上コグニビジョンの使用許諾を得て「指数テーブル」から転載したものです。
鈑金部品価格47,380万点以上ネットワーク経由で届きます。
ボディー寸法図1,745カタログ分オプション

BK.NS3の動作環境とクラウド型かどうか

BK.NS3は、Windowsパソコンにインストールして使うパッケージ型の鈑金見積システムです。公式ページの「.NSシリーズの推奨動作環境」は、OSがWindows 11 Pro、CPUがインテルCore i5-7500、メモリ4GB以上、Cドライブの空き容量40GB以上で、USBプロテクタ用のUSB2.0ポートが動作中は常に必要とされています。必要なソフトは.NET Framework 2.0で、システムのインストール時に自動で入ります。通信回線は光回線が推奨です。一方、BK.NS3のページ上部には「最新クラウド型 鈑金システム 無料 料金シミュレーション」という表示があります。これはブロードリーフのクラウドサービス(sfc.blcloud.jp)の料金シミュレーションへの案内で、同じページにはクラウド型のRepair.cへのバナーも置かれています。

Repair.cの公式FAQは、BK.NSを「従来のパッケージ型ソフト」と呼び、完全クラウド型のRepair.cと区別しています。BK.NS3を選ぶ場合は、専用のパソコンとUSBプロテクタを用意する前提で考えてください。

項目推奨動作環境(公式ページ)
OSWindows 11 Pro(一部の連携機能は動作確認中)
CPUインテル Core i5-7500(対応)
メモリ4GB以上(推奨)
ディスクCドライブに40GB以上の空き容量(推奨)
USBUSB2.0(USBプロテクタ用に動作中は常に必要)
必要なソフト.NET Framework 2.0(インストール時に自動導入)
通信回線光回線(推奨)

公式ページはOSに「Windows 11 Pro」と書いています。Windows 11 Homeのパソコンで使えるかは書かれていないため、手持ちのパソコンを流用したい場合は資料請求のときに確認してください。

BK.NS3とRepair.cの違い(ブロードリーフの鈑金システム2製品)

BK.NS3とRepair.cの違いは形態にあります。BK.NS3はWindowsパソコンに入れるパッケージ型の見積ソフトで、Repair.cはブラウザで使うクラウド型の業務支援システムです。Repair.cは、インターネットに繋がるブラウザがあればインストールなしで使え、ライセンス数の範囲内でどの端末からも同時に利用できると公式に書かれています。データはクラウドに保存され、税金や保険の料金改定、検査制度の改正への対応も自動で更新されます。見積の画面は、損傷部位を選ぶとカラー表示され、名称、品番、単価、損傷状態が確認できるという説明で、BK.NS3と同じ積上げ方式です。Repair.cは見積だけでなく、顧客と車両の管理、入庫受付、代車スケジュール、領収書発行までを基本機能に含みます。料金はブロードリーフNEXTの製品ページに月額6,900円から(税抜、従量課金が別途発生)と出ています。

BK.NS3は価格が公開されていないので、費用を比べるときは両方の見積を取ってください。

比較項目BK.NS3Repair.c
形態Windowsパソコンにインストールして使います(パッケージ型)。ブラウザで使うクラウド型で、インストールは要りません。
使える端末Windows 11 Pro推奨。USBプロテクタを常時接続インターネットに繋がるブラウザがある端末。ライセンス数の範囲で同時利用
見積の方式3Dイメージと高精細イラストで積上げ3Dリアル画像と高精細イラストで損傷部位を選択
指数データ自研センター指数6,273万点以上(2026年6月末)。外車指数はオプション自研センター指数(鈑金範囲、軽鈑金範囲)と輸入車指数データ
見積以外の機能公式ページに載っているのは見積の機能が中心です。顧客と車両の管理、入庫受付、工程管理、軽鈑金伝票、証跡管理などを扱えます。
価格公式に掲載はありません。月額6,900円から(税抜)で、従量課金が別途かかります。

Repair.cの機能や商品パックはRepair.cとは|クラウド型の鈑金工場向けシステムで詳しく説明しています。

BK.NS3が合う工場と導入前の確認事項

BK.NS3が合うのは、見積を事務所の決まったパソコンで作り、そのパソコンを見積専用に置ける鈑金工場です。動作中はUSBプロテクタを挿したままにするので、見積を作る場所は事実上その1台に固定されます。3Dイメージと高精細イラストで部位を選ぶ操作は、紙の部品図に慣れた見積担当でも入りやすい作りです。反対に、現場のタブレットから写真を撮って見積に紐付けたい、複数の拠点で同じ伝票を開きたいといった使い方を考えているなら、ブラウザで動くRepair.cのほうが話が早い場合があります。また、他社の見積ソフト(コグニセブンやモレノンNEXTなど)から乗り換えるときは、指数は同じ自研センターのものでも、画面の操作と帳票の様式が変わります。損害保険会社との見積のやり取りに使っている仕組みが変わらないかも、資料請求の段階で確かめておきます。

  1. 1. 見積を作る場所と台数を決める

    BK.NS3はUSBプロテクタを常時挿すパッケージ型です。見積担当が何人で、何台のパソコンで作るかを先に決めます。

  2. 2. パソコンの条件を照らし合わせる

    Windows 11 Pro、Core i5-7500相当、メモリ4GB以上、Cドライブ空き40GB以上、光回線を満たすかを確認します。

  3. 3. 輸入車と新素材の扱いを決める

    外車指数と高張力鋼板などの色分け、ボディー寸法図はオプションです。入庫の実態に合わせて要否を決めます。

  4. 4. Repair.cと並べて見積を取る

    クラウド型のRepair.cでも用が足りるかを、同じ条件で見積を取って比べます。

  5. 5. 整備や請求の仕組みとのつながりを確認する

    見積のあとの請求や顧客管理を、どのソフトで行うかを決めておきます。

自社に合うタイプが決まっていない場合は、3問の診断から始めると、対象車両と見積頻度で候補を絞れます。各社の製品を並べて見たいときは、板金見積ソフトの選び方と比較が役に立ちます。

板金見積システムの資料請求・ご相談(無料)

BK.NS3とRepair.cのどちらが合うか、見積を作る台数や輸入車の入庫状況をお聞きしたうえで、他社の板金見積システムも含めてご案内します。

資料請求はこちら(無料)3問で診断する4社7製品の比較を見る

よくある質問

BK.NS3はクラウド型の鈑金見積システムですか?
BK.NS3はWindowsパソコンにインストールして使うシステムです。公式ページの動作環境はWindows 11 Pro、Cドライブの空き40GB以上で、動作中はUSBプロテクタを挿しておくためのUSB2.0ポートが常に要ると書かれています。データベースとプログラムはネットワーク経由で届きます。ページ上部にある「最新クラウド型 鈑金システム」の表示は料金シミュレーションへの案内で、ブロードリーフのクラウド型はRepair.cです。Repair.cの公式FAQでも、BK.NSは「従来のパッケージ型ソフト」として扱われています。
BK.NS3の価格はいくらですか?
2026年10月5日時点で、BK.NS3の公式ページに価格は載っていません。資料請求は電話(0120-47-2610、平日9時から17時30分)とWebフォームで受け付けています。クラウド型のRepair.cは、ブロードリーフNEXTの製品ページに月額6,900円から(税抜、従量課金が別途発生)と書かれています。両者は仕組みが違うため、金額だけで並べず、設置するパソコンやUSBプロテクタの扱いも含めて比べてください。
BK.NS3で輸入車の見積はできますか?
オプションの外車指数を使えます。公式ページによると、従来は指数の提供されていない外国車を選んだ場合に参照型式を設定して伝票を作る必要があり、外車指数でこの事務処理がスムーズになったと説明されています。ただし外車指数はオプションなので、自社が扱う輸入車の台数を見て、導入時に付けるかを決めます。
BK.NS3の指数データはどこが作ったものですか?
公式ページの注記には、掲載している株式会社自研センター作成の指数は、コグニビジョン株式会社の使用許諾を得て「指数テーブル」から転載したものと書かれています。件数は2026年6月末時点で自研センター指数が6,273万点以上、鈑金部品価格が47,380万点以上です。
BK.NS3に無料体験版はありますか?
公式ページに体験版の案内はなく、資料請求の窓口だけが載っています。操作を確かめたいときは、資料請求のときにデモを見られるかを営業所に相談してください。クラウド型のRepair.cは公式サイトに料金シミュレーションのページがあります。
板金見積と整備・車両販売の管理は、まとめてシステム化できますか?
板金見積ソフトで作った見積は、請求・入金・顧客管理と別に管理すると二重入力が増えます。自動車整備システム(自動車整備ソフト)や車両販売システム(車販ソフト)と連携できるかを確認しておくと、見積から請求までを1か所で扱えます。整備システム 比較や整備ソフト おすすめの情報を見るときは、整備ソフト 安いかどうかだけでなく、整備システム リースなしで始められるかも確かめてください。

参考にした一次情報

この記事は次の公式ページをもとに作成しています(2026年10月5日確認)。